73回目の誕生日

今日は父の誕生日だった。
「今日でいくつになったの?73歳だよ!わかってるの!!」と声をかけるが知らん顔だった。
揺さぶっても目も覚まさない。
孫が行ったら、ずっと目を開けていたらしい。
「ただの坊主頭になったおじいちゃんみたいだった。」と甥が言っていた。
1人で行くなんて、あんた優しいじゃない。
おばさん、泣いちゃうとこだったよ。