話したいんでしょ?

お昼に若造が珍しくお弁当を頼んでいた。
私の紙コップを、いつものように普通に取りに来る。
「この前母親と映画に行ったんですよ。」
「あぁ、ゴルフで帰ったときね。何観たの?」
「本当はターザン観たかったんだけど、吹き替えが無くて、仕方ないからシンゴジラにしたんです。」
「え?変わったものを。あ!野良元妻が観たがってたよ。」
「観たい!面白かった?」と野良元妻。
「面白かったですよ。」だって。
報告したかったんでしょ?
何で毎度お母さんと観た映画を報告してくるんだろう??
本当に謎。
全然いいんだけどね。
嬉しいよ。何でも話してほしいから。
夜は経理の取締役の「還暦サプライズ誕生日パーティー」だった。
本当に何も気づかなかったみたいで、お店に着いて、私たちを見て
「え?どうしたの?なんで?偶然??」と驚いていた。
お祝いに皆が集まったんだと知ると、とても驚いて喜んでいた。
私が用意したプレゼントも
「え!あけても良い?」って、無邪気に喜んでくれた。
「わ〜!飾っておきたいな〜♪」だって。
可愛い事言うね。
赤いソックスとハンカチのセットでした。
第一本部の副本部長は、一足早く3月に還暦を迎えていたと言うのに何もしていないし、その上私の分のお代も払ってくれた。
とても和気あいあいとした会合で、ご本人もとても楽しそうで、誘ってもらえてよかったな〜と思いました。
私もあんな風になりたいなぁ。
8年後。
あっという間だな。