ショッキングな事が一杯

買ったデパートのトイレに置き忘れていたと、私の化粧水が届けられていたという。
嬉しい!日本ってなんて良い国なんだろう!
そんなうかれていた私に、鯖江ちゃんが変える寸前に声を掛けてきた。
「また千疋屋に行きましょうよ」と言う。
「いいよ、いつでも!」
「でも今日はダメですよね…」
「え?…良いよ。行こう!」と言う事で、早々に仕事を片付けて二人で千疋屋へ向かう。
相談したいことがあったそうだ。
「パンツが嫌で我慢できないんです。私が乗っ取られる!」
想像もしていなかった話だった。
パンツが良かれと思ってしていることが、全部裏目に出ているらしい。
「監視されているみたいで、耐えられないんです。席替えして欲しいです。」
彼女は自分の言いたいことは言える、代弁するみたいなやり方をやめてほしいと。
ほほぉ…
「わたし、がおさんの事は大好きなんです。今日も『わかる〜』なんて言われたら終わりだと思っていたんですけど、やっぱり言わなかった。結構勝負だったんです。実は、若造さんには見破られていたんです。パンツと上手くやってる?って。」
「うそ?!なんで分かったんだろう?いつ頃?」
「結構最近です。ちょっと話を聞いてもらいました。若造さんの事は信頼しているし尊敬しているので。前に、がおさんの好きな所を言いあった事もありますよ。」
「え?なにそれ??」
「私はここが好き!俺はここが好き!!みたいに。」だって。
私に直接言ってよ。
なんか、お腹が一杯になってしまいましたよ。
鯖江ちゃんの黒い部分や、パンツの黒い部分を見たような気がして。
どこまで本当か分からないけどね。
両方の意見を聞かないと判断はできないからね。