絶好の痩せチャンス到来!!

若造と帰りにエレベーターホールで一緒になった。
彼が帰ろうとしていたのを見ていたので、一緒にならないようにグズグズしていたのに、結果一緒になってしまった。
「雨、すごそうですね。」
「ほんとね。」という、普通の手に気の話。
「帰ったらご飯できてるの?」
「いや、俺が作るのかも・・・」
「こんな時間なのに?」
「うそです。でも、向こうの時間も不規則なんで。」
一階について、いつもなら出口が違うからバイバイなのに、彼が私と同じ方向に来る。
「?」
「新婚旅行、ハワイでしょ?新婚旅行にはすごく良いって言ってる子がいたよ。」
「それが、バリになるかもしれないんです。そっちの方がコスパも良いし。」
「そっちが本命?」
「今、どっちにするか迷っているんです。」
「呼ぶ人は決まったの?難しい人選。」
「大体決まりました。がおさんにも来て欲しいんです。でも、がおさんだけ女性でいやかなとか・・・」
「そんなの大丈夫だけど、気を使わなくて良いよ。お互いのバランスもあるだろうし。呼ばれたらもちろん喜んで行くし。どちらでも対応できます!」
「そうすると、部の女性全員呼んだほうが良いのかな?とか、悩ましくて。」
「そんなに呼ぶ必要はないんじゃないかなぁ?会社の披露宴経験者に聞いてみたら?私は喜んで伺いますが、早めに言っていただかないと、私の準備が大変なので。」
「席は準備できています!決めたらご報告します。」
でも、毎日もめてて大変なんだって。
新婚早々は楽しかったのに、披露宴のことを決め始めたら、いつも怒られててつまらないらしい。
…ダメになっちゃえ!な〜んてね。
15分も立ち話をした。
私と話したくて、待ち伏せしてたんじゃないの?
やっぱり私のことが気になるでしょ?
なんだかんだ言っても、私が一番の味方だってわかってるからでしょ?
でも、私は席が近くなってからのほうが、あなたのことをあまり見ていない。
隣にいた時には、じろじろ見ていたし、はるか彼方に行ってしまった時も、いつも見ていた。
あなたが時どき私を見ていたのも気付いている。
私たち、本当は相思相愛だったのにね。
私に知られないようにしている本性。
その本性を知ったら、あなたからきっぱり卒業できるのかしら?
と言う事で、6月の彼の披露宴に招待されても大丈夫なように、せめて二年前の体重まで減量する!
あと一ヶ月半しかない!
がんばろう私!!私の為にがんばろう!