うるさくないってよ

今日はお昼休みを半分削られて、派遣社員だけを集めて部長が今後について語った。
気が付けば39人の大所帯。
社員の女性4人に対して、派遣は16人とまさに4倍。
仕事の不公平感がなくなるようにしていきますとか、お昼に少人数ずつランチおごりますとか。
「何か言いたいことある?」と、隣に座っていた私に振るので、思い切って言ってみた。
「今回の席替え、部長が考えたんですか?」
「そうだよ」
「とってもやりにくくなっちゃいました。営業担当者とも席が離れてしまって、大声で名前を呼ばないといけなくなりました。」
「いいじゃない。大声で呼べば?」
「ダメですよ。うるさいって怒られるんですから。」
「なんで?誰も怒らないでしょ?」
「いえいえ、うるさいって怒られるんです!」
「そんな事ないでしょ?」
「うるさいって言われますって」
「・・・大丈夫。そのままやって。不満がある事もわかってる。でもこんな席でやってみたかったんだよ。だから大声出して。うるさくないから。」
「・・・わかりました!」
大声が解禁になった。
「誰がうるさいって言うの?」と、社員のおばさんにすっとぼけた事を言われた。
知っているのに、っていうよりむしろ「うるさい」って告げ口された口なはずなのに。
でも、うるさいって指摘した生意気な派遣は、今日の会議ぶっちぎって午後から出勤していたのよね。
だからこの大事なやりとりを聞いてないのよ。
ちっ!