そういう運命なのか?

今日は午前中だけ会社に居て、お昼から外出した若造。
「がおさん、今日は6時過ぎに戻る予定ですけど、もう会えないと思うので・・・」
「そうだね。その時間じゃもう居ないね。気をつけて行ってきてください。」
「はい。しばらく会えなくなっちゃいますけど、宜しくお願いします。」
まったく、私にそれ言っておけば落ちるくらいに思っているんだろうか?
実際そうだから悔しい・・・
外からも電話でちょっと用事を済ませ
「あと何かありますか?」
「うん、特に無い。何か出てきたらメールしますね。」
「わかりました!」
そして帰る時に「出張気をつけて行ってらして下さい。」とメールして帰った。
今日は帰りに新宿のGUCCIのファミリーセールに行きたくて、神田を目指してジグザグに歩いていた。
なんと!横断歩道の向こうで、若造がスマホで電話しながら手を振っているじゃないですか!
私はぼんやりしながら小さく手を振り、
「あれ?この人本当に私に手を振っているのかしら?」と思ってしまいました。
電話をやめるでもなく、横断歩道を渡るでもなく、その場で立ち止まったまま電話している若造。
私がその横を通り過ぎるときに
「お疲れ様」と言うのが精一杯でした。
何も用事が無ければ、腕を組んで「ご飯食べよう!」と言ったのに!
なんでもっと気の利いたことができなかったんだろう??と悔やまれてなりません。
振り向く事もできず、あんな奇跡的な出会いがあるのだろうか?と、フワフワした気持ちで新宿に行きました。
そして既に受付時間は終了していて、入れませんでした。
こんな事ならなぜあの時・・・と、再び歯軋りする勢いでした。
街中でバッタリ会うことはできても、その先には進めない運命。
そういう事なんでしょうか?