情報量がキャパ超えた

若造はやっぱり遅刻だった。
6時過ぎに先帰ろうとしたら
「あ、さっき若造から電話があって、がおさんから電話欲しいって言ってました。」と居眠り。
はぁ?なんでもっと早く言わないの??
私がトイレに行っている間に電話があったみたいで、メモも相変わらず書かないからそういう事になる。
ほんとバカ!
「がおさん、今まだ海老名です。」
「やっぱり〜!でも7時過ぎには着くね?」
「最短で7:03に着きます!先に始めてて下さいっ!」
「了解〜。」
居眠りに伝言しない所が可愛いから許す。
8人だったので、4人ずつ2席で2鍋だった。
迷う所だったが、キチガイと同じ鍋がいやで、若造を売ってしまった・・・
副本部長とバカのおじさんと居眠りと私。仕方ない。
予定通り7時過ぎに若造が来て、私の顔を見て、あれ?って顔をしたけど、ごめんね〜って感じ。
でも、しょっちゅう一緒でも退屈でしょ?たまには離れないと・・・
汚パンツの隣は気がかりだけど・・・
焼き魚ににしんが一人一尾ずつ出てきてギョッとする。
「リーダーは魚食べるの上手なんですよね。」と若造。
「下手な人はやってあげるよ!」と親指を立てる。
私の方が絶対に上手だと思い、サクサク食べて骨と頭だけにする。
「これでどうですか?」とリーダーに言うと
「凄い!こんなに綺麗に食べる人初めて見た!」と驚愕された。
「え〜すご〜い!私、このにしんになりたいです〜。だってニシンとして本望じゃないですか〜?!」と汚パンツ。
気色悪っ!こういうやり方か!と興醒め。
やっぱりどうしてもテーブルごとに話が盛り上がる。
見ると若造が汚パンツに何か耳打ちしている所だった。
「ほら、いつもあんな感じなんですよ。」的な事を、副本部長が悦に入って話しこんでいる時に話していた。
なんて日だ!
そう、若造が「何て日だ!」って言う小峠にリーダーの声が似ているから「言わせたいけど無理!」って言ってた。
チャンスが巡ってきたので「何て日だ!」って言ったら、「何て日だ!!」って、リーダーが追随してきた!
若造と目を合わせて指差して大笑い。
良かったね。
「この会社の人は、自分に甘くて他人に厳しい人ばかりだ。」と居眠りが言うので、噴出し沿いウニなった。
「え?そう?」という副本部長のナイスな相槌も痺れる。
若造とはほぼ接点の無いまま解散となる。
私はリーダーと1駅だけ一緒に帰った。
その短い時間に沢山話ができた。
なんでも、大阪に女性を入れるために、現状東京に居るJ3を対象に、長期出張者の立候補を求めるメールが社長から来るらしい。
親会社から、女性の電話番も居ないのはダメだとお達しが出たらしい。
「居眠りが適任ですね。本人にとってもチャンスじゃないですか?」と言ったら、
「そう思うよ。」って。
おぉ!本当だろうか?
で、野良元妻のところの派遣が辞めそうだとか、もう一人の女子を他の部署に異動させる予定だとか、だったらうちに新人を入れて育てましょうとか、話は大いに盛り上がった。
まだ言っちゃいけない内容なんじゃ?って事を喋っちゃった雰囲気のリーダー。
「他言いたしませんので。」と言っておきましたが、アフリカのAちゃんに早速メールしました。
「今回の在庫販売もほぼ終了して、社長に褒めてほしいって若造が言うから、バカか!がおさんが売ったんだろう!って怒っておきました。」だって。
まぁ積極的に売りに出たけど、大半を売ったのはやっぱり若造だし、でも私の努力もちゃんと認めてくれているリーダーでホッとしました。
副本部長も結局私に頼っていることも分ったし、まだまだ邪魔にされてなくてよかったな〜とホッとした一日でした。
だけど、さっきから何度もあの若造が汚パンツに内緒話をする姿がフラッシュバックして・・・鳥肌が立つ。
やっぱりただの女たらしだったか・・・