自分から行く

若造は美容院に行っていた。
9月によくお母さんが来るから、もしかしたらそれで休んだのかも?と思っていた。
ガムにも気付かないのか、お礼も言いに来ない。
悔しいけど、ただ待っていても仕方ないから、もうこっちから行ってやった。
「これ貸してあげる。」
「あ!この厚さは!もうわかっちゃいましたよ」と、山崎シゲルを喜ぶ。
「四連休してたでしょ!どこ行ってたの?」
「温泉です。那須の。」
温泉か〜って。
「涼しくて良かったね。暑いのに温泉ってヤじゃない?」
「寒かったですよ〜。」
「で、社長のお見舞い行ったんだって?なんで報告しないの?」
「あ・・・」
「あ!じゃないよ!どうだった?走れる感じ?」
「走れはしないけど、右手だけですよ。あとは本当に普通。今月中に退院できるんじゃないですかね?」
などと、雑談を20分くらいした。
楽しかったなぁ・・・
夕方からの豚に関する無意味な会議が吹っ飛ぶくらい。
君にとっては私との会話なんて何でもないでしょうけど、私はこれで一週間頑張れそうな気さえする。
台湾でも遊んでね。