大好きなんでしょ?

若造がお昼に近づいて来た。
「なんか久しぶりじゃないですか?」
私の紙コップをもらいに来たのだ。
「お弁当?珍しいね。」
「そうですね。どうですか?最近。」
「特に何もないわね〜。そっちは?」
「あ、昨日久しぶりに早く帰ったのでご飯を作ろうと思ったんだけど、面倒だからレトルトのカレーを食べようと思ったんだけど、賞味期限が半年も過ぎてて!」
「大丈夫だよ!」
「大丈夫だと思って食べたけど、レトルトのカレーって、賞味期限長そうじゃないですか?なのに半年も過ぎてるって、いつ買ったんだろう?って。」
「あはは・・・最近料理しないのね?」
豚キムチしか作らなくなっちゃいましたね。」
「新婚さんは何作るの?」
「私も豚キムチ作ります。それとハンバーグのローテーション。」
「ハンバーグは作らないなぁ。あれは外で食べるか、作ってもらいたい!」
「あはは!作ってもらいな!!そういえば、卓球早くしよう!」
「いつでも良いですよ!コテンパンにされてあげます。」
面白い事言うね。
君に仕切ってほしいのに!
「やっぱりがおさんの事、特別だって若造は思ってるんだね。全然他の人と違うもん。」と、野良元妻に言われた。
そりゃそうでしょうよ。
私が特別に思っているんだから、伝わるでしょ?