孫達も見舞う

実は昨日、緊急手術で呼び出されて車で病院に来た時、突然の土砂降りで、先に母だけ救急の入り口付近で下ろし、先に病室へ行くように言って、私は駐車場に止めてから向かった。
そうしたら、ズボンのひざに穴を開けた母が「転んだ・・・」としょぼくれていた。
はじめは「親指が痛い」と言っていたのに、救急で診てもらえと言うと
「大丈夫だ」とか怪しい事を言うので、父の手術中に妹に連れて行かせて診てもらった。
案の定右足の親指を骨折したらしい。
雨で慌てて車止めに気付かずつまずき、とんでもない転び方をしたと言っていた。
「でも頭は打ってないわ。」と、何を自慢しているんだ?!って感じで、怒りさえ覚えました。
そして今朝、「胸も打ったかもしれない・・・」と言うので、午前中の受付ギリギリに連れて行き、私は父を見舞い、母はひたすら受診の順番が来るのを待っていた。
父はたまたま検査が終わったところで、ストレッチャーで運ばれている所に出会い、一緒に病室まで上がっていった。
「落ち着いてますよ。」と言われホッとする。
「ただ、ちょっと動きが激しいので、頭の傷口に触れるといけないので、様子を見て拘束するかもしれません。」と言われた。
ちょっとビックリするが仕方がない。
本人の意識が全く無いのだから・・・
昨日の手術後気道確保のために入れたままのチューブも午後には取れると言われた。
「娘さんが来ましたよ。わかりますか?」と医師に問いかけられ目を開けるけど、分かっているのかどうかは怪しい。
母はそのまま置き去りにして一度帰宅。
なんと4時間もかかった上に、何とも無かったそうだ。
夕方姪と甥が学校から帰ってから一緒に見舞いに行く。
中学生の甥は相当ショックだったらしく、夕べは大泣きしてしまったらしい。
一応現状を把握させておきたいと言うので、話しかけても触っても反応の無いお爺さんと対面させた。
でも、思っていたより落ち着いて対応できたようで、家に帰ってからも
「早く話ができるようになると良いのに。」と言っていたようだ。
本当に。
田舎の伯父や看護師の従姉妹に電話して、現状を説明した。
慌てて見舞いに来なくて良いとも伝えた。
今のような状態を、父が見られたくないだろうと想像できるので。
早くこっち側に戻って来て欲しい。
みんな心配してますよ。