巡回バスも停止

今日から地元の巡回バスが休業だ。
ガソリンだか軽油が無いからだそうだ。
母は病院までの足として活用していたが、今日からはしばらく歩くしかない。
私も車を出さない事に決めているので。
今日は異常に暖かく、歩くには好都合だった。
私は市の青年団が救援物資を文化センターでとりまとめるとチラシが入っていたので、父にはサイズが合わないパンツタイプの介護用おむつと、私のストックしてある生理用品を持ち込んだ。
この小さな市でも、沢山の人が集まっていた。
赤ちゃんをおんぶしながらベビー用のオムツを持参する人、小学生の娘と大量のバスタオルや毛布を箱ごと提供する人など、沢山だった。
みんな何かせずには居られないのだ。
母は近所の米屋で、たまたまあと4袋あった無洗米を買って喜んでいたが、我が家の米ももう3合位しかなくてひやひやしていた所。
「本当に明日で米が終わっちゃうところだったの。良かったわ〜!」と話していたら、後から来た人は、買わずに帰ったと言っていた。
買い溜めしようと思っていたのでしょうね。
買い溜めはやめようと政府が言っても聞く耳を持たない。
文化センターの前のガソリンスタンドが営業していたけど、車の最後尾がどこだかわからないくらい果てしなく続いていた。
あれを見たら、とても補充する気になれない。
でも実際車の走る量は減ったと思うし、自転車の人を沢山見るようになった。
石原都知事じゃないけど、少なからず日本人への戒めのメッセージが篭った地震だったのかもしれないと誰もが思っていると思う。
こうでもしなければ、誰も本当の意味での「エコ」など考えず電気代も垂れ流し、不必要にガソリンも使い、そんなんじゃダメなんだって思っていたと思う。
被災地には何の関係も無い事だが、これで国を挙げて省エネを根本的に見直せる時が来た気がするし、きっとするだろう。
特需で潤う企業と、全くダメになる企業も出ると思う。
政府の無能さも浮き上がったが、消防や自衛隊の凄さもまざまざと感じられた。
どうかこの経験を生かして欲しい。
いつまでも続く余震に怯えながら、今度はもうこんな後手に回る事の内容、立派なバイブルが作れると思う。
次回の都知事を誰にしたら良いのかも分からないが、毒をもって制すという方法でも仕方ないと思う。
立ち上がらなければ!
そして10日ぶりに救助された16歳男子と80歳老婆が居た。
何て強い!
どうか早急にメンタルケアも考えてあげて下さい。
つないだ手をすり抜けて流された家族が居た人、関係なくても目の前で濁流に飲まれる人を見て助かった人。
絶対に心に傷を負っている。
どうか一刻も早く話を聞いてあげて欲しい。救ってあげて欲しい。