生存確認

朝、始業のチャイムが鳴っても若造が来ない。
「電車が遅れてた。」とリーダーが言うが、普通遅れるときにも私にメールが来る。
9時半回っても何の連絡も無い。
「もう来るでしょう?」とリーダーが言うので我慢したけど30分が限界だった。
「生きてる?そろそろ捜索願を出すけど?直行なのに書き忘れてるの?」とメールしてみたけど返信なし。
社長も気になりだし、電話してみろと言う。
リーダーは何もしないので、仕方なく私が電話しても出ない。呼び出し音は鳴るのに。
最終手段として、緊急連絡網に載っているプライベートな携帯にかけてみた。
「はい・・・?」
「おはよう。」
「おはようございます・・・え?今何時??10時!わーーー!!」
「・・・良く寝たね〜。」
「良く寝ました・・・ってか、わーーーどうしよう?どうなる??本当に今この電話で起きました。何で?何でこうなった??」
彼はパニックです。
「隣の女が目覚まし止めたんじゃないの?」
「居ません。誰も他に居ませんから!」
「もういいから。どうしたって取り返せないので、きちんと身支度してから出社して下さい。ぼさぼさで来ないで。午前半休にします。で、何時に来れるの?」
「一時間後には。11時にして下さい。あぁ!昼から外出・・・大丈夫。大丈夫です。今から行きます!!」
11時に髪半乾きで出社してきました。
「分かりました。昨日朝5時起きだったから、時間を合わせなおそうと思って忘れて寝てしまいました。本当にすみません・・・」だそうだ。
ま、1人暮らしは大抵一度はやるけど、ここまで爆睡している人は初めて会ったな。
面白いけど。
夜はAちゃんの所のろくでなし男と遊びに行った様子。
「あ、私を置いて帰るんだね?」と、7時過ぎに片付けだした若造に言うと、
「え?何かお手伝いする事は??」としどろもどろ。
「ウソです。大丈夫です。お疲れ様。」と言うと、ニヤニヤしながら帰っていきました。
合コンだろうか?
あんな独活の大木と付き合わないで欲しい・・・
今朝、それよりもっと衝撃的だったのは、居眠りから反撃のメールが来ていたこと。
「12月に一度片付けましたが、また散らかってきてしまいました。何度もご指摘いただき申し訳ありません。でも、がおさんがお休みの時に私も書類を捜したことがありますが見つからず、きちんと整理されていても、他人が見たら書類のありかが分からない事はあると思います。全社で統一しないと難しいのかも知れません。それをこれから業務主任の方たちで話し合われていくのでしょうか?決して嫌味で言っているのではありませんので誤解の無いように。」なんて事がつらつらと書いてありました。
バカにしてるの?一度も片付いてた事無いよね??
本当につける薬無し。自分から辞めて欲しい。