萩の月

昨日のメールの件に相変わらず触れない若造。
朝からテンパっているので、余計な事は言うまいと思う。
「わーーー!時間が無い!どうしよう!!」となっているので、
「どうした!私に出来る事はやるから言って。」と言うと、見積りの回答をするように言われる。
私はこれくらいやりますよ。
「あ!忘れないうちにこれ。また8個しかないので、適当に分けて下さい。」と笑顔で萩の月を出される。
「やった♪ありがとう。」と褒めてあげる。
昼前にバタバタと出て行き、帰らない事になっていた。
客先からの問い合わせに答えるために、私に調べ物をして欲しいと電話がある。
「じゃぁ調べてメールするね。」と言うと、変な間があったりする。
昨日のメールのこと、気にしているのかな?と勘ぐってみるが仕方ない。
メールの返信は「ありがとうございます。助かりました。」だった。
おいおい、まだ2週間先の事だから良いと思っているの??とも思うが、もう突っ込むのはやめる。
そして私の胃壁だけが脆くなるのだろう。
総務のNちゃんが「カラオケに続き、小田急線芸人の会をやりませんか?」とメールしてくる。
「良いけど、私が知っているのは4人だけだよ?」と返信すると、
「私が知っているのも4人です。」だって。
そうか、4人で飲みたいんだなと思い、
「いいよ、じゃぁ下北沢で飲んじゃう?」と返信すると、
「いいですね!二人に声を掛けてみます!」とやる気満々だった。
帰りに野良元妻と丸の内まで歩いた。
私は丸ビルに行きたくて、彼女は丸の内で働く友達と待ち合わせしていると言うので。
「この先例えばグループ編成が変わって、がおさんと若造が別々になった時、若造に裏切られた感が出ないと良いなと思ってる。若造は今はがおさん一筋って感じを出しているけど、がおさんが居る時と居ない時の感じがあまりにも違って、私は時々とまどうのよ。がおさんに対する時と私に対する時と、同じように可愛い若造で居て欲しいとまで言わないけど、がおさんが今は直の相方だから、特別に気を使っていて、そうでなくなった時、今の私に対するような態度をとってもおかしくないんじゃないかな?ってちょっと思う事があるの。そうなった時に、がおさんが酷く傷付きはしないかと心配になるのよ。」
野良元妻に言われました。
そんな風に見えるんだね。
私が肩入れしすぎているってバレているんだね。
「大丈夫。そういうつもりで見ておくから。ありがとう。」と言っておいた。
大丈夫。少し距離を置けるように気をつけているから。
既に何度も傷付くほど、私は一方的に思いが強くなっているんだよ。
傍から見て、痛々しいオンナになっていないと良いけど・・・自信がないなぁ・・・