持つべき物は女友達

弱っている私に時間を割いてくれた友人。
短大のときからだからもう30年の付き合いだ。
東京駅に集合して、永楽ビルのメゾンカイザーでランチをした。
他愛の無いおしゃべり。
午前中病院で薬をもらったので、胃の調子もまずまず。
メゾンカイザーのパンを食べ放題で、結構食べてしまいました。
丸の内仲通まで歩いていき、途中でショッピングをしながら、一保堂でお茶した。
そこで、事情を知らない友人に、今回の私の弱ってしまった原因を話した。
「そうか〜・・・がおの気持ちが彼に痛いほど通じちゃって、言えないんじゃないの?」と指摘された。
やっぱり、重たいくらい気持ちが届いているのかもしれない。
でも、だとしたら、二人でご飯食べに行ったりしないんじゃないの?
気持ち悪いもんねぇ?
「でも、確かに結婚するとは限らないよ。」とか
「がおにはさ、もっとちゃんとピッタリの人が現れるって!」とか。
「ま、いつだって私たちはあんたの味方なんだから、いつでも連絡してくれれば良いんだよ。今までもこれからも、いつだって飛んでくるんだから。」
泣きそうになっちゃったよ。
KITTEの屋上庭園で、まだ夕方の明るい時間に3人で風に吹かれながら色々話をした。
「やっぱり子どもは欲しかったね」とか
「仕事ができるんだから、そこはもう良いじゃない?甥と姪を可愛がりなよ。」とか
「結婚してても子どもがいても、楽しいけど大変だからね。」とか。
みんな違う立場で、30年色々あったよね。
私が一番無いか・・・
「でも羨ましいよ。この年齢で恋だなんて!その気持ち、大事にしても良いんじゃない?」
恋だったんだね・・・笑っちゃう。
ずーっとこの関係が続けば良いと思っていた。
もう何も変わらないで居て欲しいと願っていた。
私も彼も異動もしないで、師弟関係でいいから、時々食事に行って、プライベートの話をして、お互いに支えあえればそれで良いと思っていた。
でも、彼はそれを望んでいないし、時間は刻々と刻まれていくし、状況はどんどん変わっていく。
今までのように、彼女ができる程度なら平気だったと思う。
ただ、結婚はまだ早いと思っていた。
私の心の準備ができていなかった。
幸せになって欲しいと思っているけど、まだ結婚はして欲しくない。
プロポーズの言葉なんて聴きたくない。
来月の皆での焼肉大会の時、事態が急展開していない事を祈るばかり。
自分勝手でごめんなさい。
でも、もう少し時間を下さい。
私の中で昇華できるまで、もう少ししたら、きっと心から祝福できると思うから・・・