神田ミートセンター

電話に出たら
「お!懐かしい声。」と男の人に言われる。
「香港のGです。がおさん元気?」
「あ〜!久しぶり!!先週うちの副本部長が行ったでしょう?」
「来た来た。火鍋食べに連れて行って、ローカルの人が行くようなお店だったんだけど、美味い美味いって食ってたよ。」
「あははは・・・想像できる!まだ帰国しないの?」
「う〜ん、まだっぽいね〜。」
「でも声が元気そうで良かった。」
「え〜、そう?」
懐かしい。
アメリカの大学を出て東大の大学院出身の親会社のG君は大好きだった。
10歳くらい下だったかな?
CAのブスの奥さんと結婚したんだけど、する前に反対したんだけどね〜。
今は上手くやってるのかしら?
夜はまた若手4人と野良元妻と私の食事会in神田ミートセンター。
美味しい物は無かったけど、まぁ楽しかったよ。
6:30〜だったのに、若造が仕事で押しちゃって、来たのは8時。
結局そこで10時過ぎまで盛り上がったけどね。
3時間半で一人¥2,500は安上がりで若者には良いかも。
「最近どんなご飯作ったの?」と若造に野良元妻が聞いた。
「最近作ってないんですよね〜。あ、でもお前が来た時は作ったよな?」と、隣のグループの若造に言う。
「すごかったっす。」
写真を見せてもらうと、ちらし寿司・焼き茄子・スープストック東京のレシピで作ったスープがあった。
その上、一緒に女子2名も写真に納まっていた。
「大学の友達と、その子の会社に居る台湾人。」と言われたけど、若造の友達って、結構女子率高いんだよね。
理数系で陶芸部なのに、そんなに女子いる?
彼女じゃないんだろうな〜と思いながら、小さすぎるiphoneの画面で、顔を認識する事はできなかった。
結婚式場を下見する彼女なら、合コンで知り合ったはずだから、大学の友達ではないし。
でも、彼女じゃない女友達も部屋に上げちゃうんだねぇ。
写真を撮ろう!って事になったら、急に肩をグッと抱かれてビックリした。
おぉ!そういうことするんだ?って感じ。
で、解散してお店を出る時、
「がおさん、これ。」って、小さなプレゼントをもらいました。
「小旅行の時に使って下さい。」
「小旅行?」
タイのマンゴスチンの香りのボディケアセットだった。
一応喜んでおきましたが、小さいよ!と突っ込みたくなるサイズでしたね〜。
「またアロマグッズは買えませんでした。」
「なんでよ!自分はアロママッサージとか受けたくせに!」
「だってアロマオイルじゃないでしょ?こういうアロマを炊くやつでしょ??」
「違うよ!アロマオイルで良いんだよ!炊くのは持ってるもん。オイルって言ったじゃん。」
「えーーー!なんだ〜。どの香りが好きですか?僕はレモングラスは苦手です。」
「そうだねぇ〜、ラベンダーは持ってるから・・・タンジェリンとか?」
「あ!タンジェリン良いですね!じゃぁ今度は買ってきます!」って言ってたけどね。
若造と隣の若造と私の3人で新日本橋三越前に向い、途中で分かれる所で
「がおさんも地下から行きましょうよ!」と連れて行かれ、若干遠回りだけど嬉しいから付いていく。
いよいよお別れの時、
「じゃぁ私はこっちなので、色々ありがとうね。お疲れ様!」と言って、思わず両手を差し出してしまった私。
握手しようと思ったのに、何故かハグされる形になる。
「気をつけて帰ってくださいね〜。」と、ご機嫌でハグされ、ついでに隣の若造も交えて三人で円陣組むみたいになっていた。
実に面白い。
楽しかったけど複雑。
新人が彼女と先週別れたって話を聞きながら、なんだか落ち着いた雰囲気だしていた若造。
「彼女が居たら、こんな集合写真とか良い顔しないですからね。」と新人が言ってたけど、
「それはないでしょ?人によると思うな〜。その彼女はダメだったんだよ。分かれて正解じゃない?まだまだ良い子は沢山いるよ。お金の無い彼から無理やり3万円もするプレゼントをねだるとか、ちょっとどうかと思うよね。」なんて話してたら、うなずいてたな〜。
俺の彼女は違うよとか思ったかのかな〜?
まぁね、もういいんだけど。
大丈夫だけど。