淋しい気持ち

やっぱり若造との距離は縮まらない。
当たり前なんだけどさ。
忘年会みたいに大勢が集まる時には、絶対に私を特別扱いしてくれない。
ちょっと近付いてきて「今年もお世話になりました。」なんて乾杯しには来るけど、本当にそれだけ。
近くに来ると一緒に写真を撮るのは私で、彼は笑うだけ。
今回も、隣の新人は私の腰に手を回してビックリしたけど、若造はただシレっと立っているだけ。
だから私が腕を組んでやった。
まぁね、彼だけだとおかしいから、誰とでも腕を組んで写真撮りましたけど。
「がおさん何かありますか？」と、また外出先から電話をしてきた。
「リーダーが大雪で帰れないみたい。清算の伝票が回らないよ。」
「えーーー！そうかぁ・・・厳しいなぁ・・・」と淋しそうだったので、副本部長の捺印だけで良いかどうか経理に掛け合ってあげたらＯＫが出た。
「経理に頼んだら、仕方が無いってＯＫしてくれたよ。お礼は１０％でいいから。」とメールしたけど返信も無かったよ。
なんだよー！