様子を伺う

今朝も直行していた若造。
昨日は最終退出者にサインしてあった。
23時過ぎまで居たみたい。
ゴミ箱にチョコレートのゴミが入っていた。
おなか空いちゃったんだね。
何かお菓子置いておいてあげれば良かったなと胸が微かに痛む。
文房具のカタログに付箋が付いている。
「僕が持っているのとは別ですが、これを頼んでおいて下さい。」
そうか、ちゃんとメッセージは届いたんだなとホッとする。
午後上司と一緒に戻ってきて「戻りました〜」と元気に声をかける。
「お帰りなさ〜い。」と普通に私も声をかける。
「カタログに付けたメモ、分りましたか?」
「うん。オーダーしてもらったから、来週辺り届くと思うよ。」
「良かった。」
もう会話は続かない。
しばらくして、私が席に戻って彼の横顔を見たら、何か言いたそうにニヤニヤしている。
「何?」
「いえ・・・なんかボンヤリしちゃいました。」
ウソだ。何なんだ?と思ったけど、そこはスルーした。
彼も私に必死で関係の復元を試みようとしている空気は十分に伝わりました。
もう大丈夫。
来週からは普通にするから。
「予定通り、7日の午後は半休しますので宜しくお願いしま〜す。」と言ったら
「え?・・・午後だからまぁ誰も居ないとしても大丈夫ですよね?」
「知らな〜い。良いと思うんだったら良いんじゃない?」と、また意地悪言っちゃったけど・・・
副本部長も大変な客に捕まって、かなりの苦境に立たされていたみたい。
何とか乗り越えて、私に対するガードが甘くなっていた。
気を許しているんだな〜と、私も寛大に許してあげました。
年度末。
皆忙しそうでした。
帰りに野良元妻とカラオケ→パンケーキをして帰りました。
レミオロメンの「粉雪」を熱唱してスッキリしました。
「何かあったの?二人の空気が重い。」と言われました。
なかなかの鋭さです。
彼女ができたんじゃないか?と私が疑っている事を訴えたら
「だとしたら酷い。あなたに聞こえるようにそんな話をするなんて。男同士でスカイツリーも無くは無いだろうけど考え難い。大切な人なんて言っておいて酷い仕打ちだ!そういうヤツだと思って、用心したほうが良いわよ。傷つけられるから。彼にとってあなたは特別な存在ではあるだろうけど、それは間違いないんだけど、彼女になる事は難しいから、気持ちを早く切り替えたほうが良いと思う。」だって。
核心を突いてきたね。
素面だというのに・・・
誰に何を言われても、できないことはできないし、自分を守るのは自分だし。
大丈夫。
そこまでバカじゃないと思うから。
結婚すると言われても、多分二日で復活できると思う。
最初から分っていた事だからね。