何もかも変わってしまうかもしれない

朝、カップを持ってお茶を入れに行くときにクルっと振り返って一言。
「ありがとうございます。ピカピカです!」と笑顔。
私が漂白しているのバレてるからねぇ。
気持ち良いでしょ?
夕方若造が突然言った。
「がおさん、僕がタイから帰らないかもしれないって思ってたんですか?」
「え?なんで??一度は帰ってくると思ってたよ。楽しそうだな〜とは思ったけど。」
「Mさんが言ってたから。お前が楽しそうで、帰ってこないんじゃないかって心配してたって。」
「言ってないよ〜!変なの。」
タイの涅槃像の写真や、集合写真が送られてきたって言って見せてくれたり。
女子は地味でブスそうだった。ホッとした。
おじさんが多かったかも。
そんな雑談をしていた夕方、突然社長室に呼ばれた若造。
心配で指先まで冷たくなる・・・
「何の話?」とバカなおじさんが突っ込み、
「今夜麻雀に誘われました。」
絶対に嘘だ。
耳まで真っ赤になって出てきたもの。
絶対に異動の内示が出たんだ。
12月1日付けで?・・・1Gの彼が呼ばれていたから、彼とトレードかもしれない。
仕事にならない・・・
気持ちがザワザワしすぎて何も頭に入ってこない。
「危ないね。この時期に呼び出されるなんて、ほぼそれしか考えられないよね。」と野良元妻にダメ押しされる。
「聞いてみなよ。悶々としても仕方ないでしょ?」
聞けなかった・・・
何か言いたそうだった。
今夜、麻雀は本当にあるみたいだった。
明日、告げられるのかな?
彼の口から聞きたいな・・・泣くかもしれない。
どうしたら良いんだろう?彼が居ないと、仕事もちゃんとできる気がしない。
異動したら淋しいって事以上に、ちゃんと成り立つのかが不安で吐きそう。
どうしよう・・・薬飲んで寝よう・・・