野良元妻復活

野良元妻はすっかり元の人に戻っている。
謙虚さとか微塵も無い。
一日中喋り倒し、静かになったと思うと居眠りしている。
どういう事?
そんなんじゃ誰にも文句言えないじゃん。
バカだね。
今日は6時にシステムが締切だったので、そこで一旦区切りを付けた。
神田で働くAちゃんに連絡し、年末以来の食事会を。
野良元妻の面白すぎる顛末を聞かせたらビックリしていた。
そりゃそうだよね。
「でも、本人にもいい薬になったんじゃない?」って言ってた。
薬になってないよね。居眠りしてんだから。
若造と月曜日に新システムを一緒にいじろうと約束した。
「このままじゃ、君はあのグループで通用しなくなっちゃう。たぶんできないじゃ許されないから。私の注文書を一緒にインプットしよう。すっごく溜まってるから、私が助かるの。でもメインは親心だからね。…うそ。私が手伝ってほしいから。」
「わかりました!やりますよっ!!」と笑った。
「さっきまた父が近くまで来たって電話してきて、何か買っていこうか?って言うからいいって断ったんですよ。」
「あら、じゃぁ芋けんぴ買って欲しかったなぁ。」
「そう?じゃぁ次は言っておきます♪」
パパはそんなに心配になるくらい、君はご両親に何か言っているのかい?
本当はどうなの?辛いの?頑張れそうなの??
本当の事を言ってほしいな。
私にできることもあると思うよ。
いつでも君の見方をしてあげるから。