クソ社長

「がおさん、100周年の内容決まったの?」と社長に聞かれる。
「来週式次第決めますので、何かリクエストありますか?」
「2時間歓談するわけにもいかないだろう?音響とか使って良いの?」
「何か歌ったりするんですか?なら聞きますけど。」
「俺は歌わないけど。」
「お椀持ってきても良いですよ。」
「いやいや」
全く何が言いたいのか分からない。
全部そのままお返ししてやった。
ぶぁかめ!
若造がコピーの帰りに近づいてきた。
「昨日タイのお土産のお菓子もらったでしょ?今日机の上にドリアン味のクッキーが置いてあって、ガス漏れしてるみたいに臭って困っちゃいますよ。」
「あ!昨日会社中臭かったもん。」
「やっぱり。今日持って帰って食べます。」
「おうちが臭くなっちゃうよ。道端で食べたら?道端ジェシカ」
「あはは…」
彼も私と絡みたいんだなと思うと嬉しい。
でも、最近若造のグループは楽しそうに雑談している。
若造も混ざっているから、気になって仕方ないけど、でも私にまだ絡んで来るから許す。
またご飯食べに行こうね。