やっぱり嫌いになれない

朝、トイレから出てきた若いし造と一緒になった。
「あ、おニューのスーツ」
「そう!どうしたと思います?」
「パパが買ってくれた!」
「正解。」
「今回のソックス、グレーが多かったでしょ?」
「うん。」
「偏っちゃったな〜と思ってたんだけど、予知できてたってことだよね。」
他愛ない。
壁に省エネのイベントに参加するポスターが貼ってあって、彼がじっと見ていた。
「変わったのが貼ってある。」
「あぁ、自宅でも消灯しろって?20〜22時に?すごいね。あ!キャンドルとか灯しちゃって、ムードだしちゃえば良いんじゃない?一人じゃなくてさ。」
「え?黒魔術的な?」
「そっち?!」
他愛ない。
そんなのが毎日欲しいんだよ。
でも、彼から私の席に近づくことは無い。
野良元妻の席までは行くのに、私の所には来ないの?
なんでよ!
私の紙コップは勝手に使うのに、新人と雑談して私には話しかけないの?
なんでよ!!
舐めてんじゃないよ!!と言いたい(T−T)
でも、今日は美容院で髪がきれいになったから元気出た。
美貌を磨こう!
頑張って10キロ痩せる!!